tsurihage

豊英ダム一周してきた

July 24, 2016

今年からバス釣り向けにも解禁された噂の豊英ダム。

今年の早い段階から、並木プロや田辺プロ、青木プロなど名だたるプロたちがこぞってポテンシャルを確かめに行っていた。

ずっと行ってみたいと思っていたのだが、ここにきてようやく自分も行くことができた。

豊英ダムについて

豊英ダムは南側から 2 つの川が入り、北側にダムサイトがある。

一応本湖扱いになるようなエリアの真ん中には大きな島があるため、
雰囲気としては本流と言った感じ。

また、本湖側にも東から一本川が流れ込んでいるが、南側の川ほど長くはない。

亀山ダムでいうと押切沢ぐらいの感覚だ。

ボート屋さんについて

今年からバス釣り向けに解禁というだけあって、まだまだボート屋のシステムなどは模索中とのこと。

そのため、この記事を書いた時点ではボートの予約などはできず先着順となる。

いろいろなブログでも書かれていることだけれど、
受付が来る前は封筒に名前や車のナンバーを書き、乗りたい船と人数に合わせた料金を入れて
シャッターに作られた隙間から投函しておくシステムになっているようだ。

が、今後変わる可能性はもちろんあるので行く前によく調べて行った方がいいと思われる。

それと、12ft のローボートと 14ft の大型艇しかないのでエレキをつけて航行するには船舶免許が必要になる。

加えて言えば、今のところエレキやバッテリーのレンタルはしていないのでそういった機材も自前のものが必要になるので注意が必要だ。

また、自前で持っている人でも調子が悪いからと言って代替品を借りることはおそらくできないので、出発前によく確認をしておくといいと思う(自戒)

桟橋は受付や駐車場よりかなり下にあり、急な坂を上り下りしなければいけない。

しかし、ゴンドラが用意されているので荷物はこれで運ぶことができる。

荒々しい作りが逆に男の子の心を刺激しますな。

いざ行かん

今回も姫路の弟のマコベとの釣行。

ボート屋の状況について、軽く調べたら 5 時前ですでに 14ft が 2 艇しかなかったという記事も出てきた為、少し早めに着くよう自宅を出発した。

到着したらまだほとんど人がいなかった為一安心。
前述の方法でボートを確保した。

5 時半も過ぎると人が結構集まってきて、
情報も少ない上にボートで遊ぶ為にはそこそこハードルが高いと思われる割にはなかなかの賑わいになっていた。
というか猛者めいた気配の人しかいなかった。

ルールとして、ヘラ釣りの方々が先行してスタートして、バス釣りをする人は 30 分遅れで出船となる。

というわけでヘラの方々から 30 分後、アナウンスを受けて出発。

出船

のっけからエレキの調子が悪く、ちょっと舵が取りづらいトラブル発生。

全く効かないわけではないが、ちょっとこの場ではなんともならなそうなのでスピードは極力出さないようにして続行。

とりあえず 2 人ともバックウォーター好きなので各川のバックウォーターを目指すとしてまずは南西川の川から攻略することにした。

ボート屋から出て分岐を右に、すぐの岬混じりのカーブが野中というらしい。

岬を抜けると野中側に岩盤がテーブル状に岸から 2〜4m ほど出ていてここでちらほら大きなバスの姿を見た。

途中インレットやカバーをやりながら進むものの反応は無し。

更に船を進め大橋を過ぎたあたりでここにも岩盤テーブルがあり、同船していたマコべがサイトで 43cm を仕留めた。

その後船を進めるが、どこぞの猪の川よろしく大量のアオヤローが浮いていて中々先に進めない。

さり気なく、今回から新しい魚探を導入していたので、 GPS で現在地がわかるようになった。地図を見るかぎりかなり上流まで来ている筈なのだが、水が一向にクリアにならない。

そしてバスの姿も見えない。
当然バスっぽいアタリもない。

そのまま航行できる限界の浅さまで来たので引き返すことに。

仕切り直し

再び分岐点まで来て今度は南東側の川筋に入る。

こちらはのっけから全体的に水がいい。

このエリアに入ってからギルの姿くなって来た気がする。
そういえば桟橋でやたらガンタレルだったりゾーイだったりギル系ビッグベイトをつけていた人が多かった気がしたのを思い出したので、
なんとなく自分もブルシューター jr にリグリ直した。

カバーを巻いてチェック、ダウンショットで周りを誘う、チェリーリグでカバーの中に入れるというリズムで上流を目指す。

こちらの川筋の方がなんとなく感じがいいねぇという話をしつつ、
レンジも 3m を切るようになったあたりでポイント名はよくわからないが多分松節は超えたであろうレイダウンで突如ブルシューター jr にバイトが。

レイダウンギリギリに落として連続トゥイッチからのステイ、巻き開始で食ってきた。

43cm/1060g

黒い。
何気に俺氏初ビッグベイトフィッシュである。

タックル

午前中になんとか 2 人とも釣れたのでこのままさらに上流を目指す。
更に浅くなり、川を塞ぐような形で倒木があるような場所でカバーに入っていくバスを発見。

とりあえずカバー周りにブルシューター jr を置いてみる。
消えた筈のバスがカバーから勢いよく出てきて下からもんどりうって食ってきた。

49cm/1540g

あと 1 センチ足りないが自己記録を更新。
タックルは先ほどのと同様。

その後は限界点まで行き、更に本湖周りや本湖に差すもう一本の川をやるがバイトは得られず。

もう一本の川の再奥でこれより大きな奴と勝負したが口は使ってくれなかった。

下船時刻は 17 時との事だったが、ゴンドラシステムな都合上、あまりにギリギリだと混み合いそうなので少し早めに下船した。

とりあえず 2 人で 3 本 3600g となったので
初場所としてはかなりいい結果を出せたのではなかろうか。

感想

当初、イメージとしてはより擦れてない亀山をイメージしていたのだが
結果としてはリザーバー版牛久沼のような結果になった。

桟橋で人の釣果を立ち聞きしていたが、やはりそんなには釣れてないようだった。

もちろん前日までの雨の影響もあったかもしれないし、
全員の話をちゃんと聞いたわけではないのし、中には釣れ過ぎて釣れ過ぎて早上がりした人もいたかもしれない。

が、とりあえずこれ付けといて適当に投げとけば釣れるからー!と言ったノリで人を連れてくるのはさすがに難しいのではなかろうか。

その代わり未だ未開拓な部分は大きいので自分の手で開拓していく楽しみは大いにあると思う。

自分も一箇所、すごく美味しそうなのに人が全然やってない場所を見つけたのでそこが潰れないうちにもう一度行ってパターンを検証したい気持ちがあるぐらいだ。

何はともあれタックルにだいぶ助けられた感はあるが
久しぶりにいい魚を取ることができたので満足のいく釣行だった。

余談ではあるが、ダム周辺にはマダツボミしかいなかった。